子どもから「なんで?」「どうして?」と聞かれたとき、つい答えを教えてしまうことってありますよね。
実は、その“なんで?”こそが理系思考のはじまり。
ネコロボ考える力を育てるチャンス!
理系思考とは、正解を早く出すことではなく、「どうしてそうなるの?」と考えるプロセスを楽しむ力のこと。
今回は、理系脳を育てたいママに向けて、子どもとの日常の中で自然にできる声かけのコツを5つご紹介します。
理系思考を育てるママの声かけ術5選


「なんで?」を一緒に楽しむ
子どもが日常の何気ないことを「なんで?」と聞いてきたとき



空はなんで青いの?



えっと…太陽の光が…
とすぐ答えを教えようとしてしまっていませんか?
子どもの「なんで?」に向き合って答えを教えてあげるのはとても大事なこと。
ですが、そこで少し立ち止まって「いい質問だね!なんでだと思う?」と返してみましょう。



子どもの考えを聞いてあげよう
一緒に“考えることを楽しむ”姿勢を見せると、子どもの好奇心がぐんと広がります。
正しい答えよりも、「考えるって楽しい」と思える瞬間を一緒に味わうことが、理系思考の第一歩です。
「もし〜だったら?」で思考を広げる
理系思考に欠かせないのが“仮説を立てる力”。
たとえば、お風呂にはいっているときに「もし氷を入れたらどうなるかな?」と聞いてみる。
子どもは「氷がとける!」と答えるかもしれませんが、そこから「どのくらいの速さで溶けてなくなると思う?」など、少しずつ考えを深めていくと“思考の広がり”が生まれます。
「やってみようか!」と実際に氷を入れて溶けるのを観察するとより子どもの理解、好奇心が高まります。



おうち実験してみよう!
家庭でもできる小さな「もしも実験」を繰り返すことで、自然と科学的な視点が育ちます。
「どうしてそう思ったの?」
結果よりも、考えた“プロセス”を大切にしてあげましょう。
たとえば、



このお花はお日さまが好きなんだね
と言った子に、「そう思ったのはどうして?」と聞いてみる。
子どもは、「だって日かげのほうのお花は葉っぱが黄色いから!」と理由を言葉にするかもしれません。
この“自分の考えを説明する”経験こそが、論理的思考を育てるのです。
「一緒に調べてみよう!」
ママが意識したいのは、「知らない」を楽しむ姿勢です。
子どもから質問されて答えに詰まったときこそチャンス。



一緒に調べてみようか!
と言って、図鑑やネットを一緒に見る時間が“探究する習慣”になります。



完璧に答えなくても大丈夫
「調べることが楽しい」と感じる機会を増やすことが、理系思考が育つ環境になるのです。
「すごいね」より「どうやってできたの?」
子どもがブロックや工作を完成させたとき、「すごいね!」と褒めていませんか?
もちろん嬉しい言葉ですが、そこに「どうやって作ったの?」と一言添えてみましょう。
プロセスを語る中で、子どもは自分の工夫や発見を再確認します。
「ここを考えたのがすごいね」と“過程を褒める”ことで、自信と探究心の両方が育ちます。
まとめ|「考える力」はママの小さな一言から育つ
理系思考は、難しい勉強をして育つわけではありません。
毎日の声かけが、子どもの「考える力」を少しずつ伸ばしていきます。
今日から、「なんで?」に答える前に「どう思う?」と返してみましょう。
その小さな一言が、未来の理系脳を育てる第一歩です!

